CADSUPER Lite 2019 Build02

ドローイング 本体関連

新規搭載機能項目
1. 認識機能
  • 軌跡認識機能

    マウスドラッグによる認識方法を搭載しました。

  • 幾何属性マスク設置

    要素の幾何情報に対してフィルタリングする設定機能を搭載しました。

  • 部品マスク設置

    部品情報に対してフィルタリングする設定機能を搭載しました。

2. 要素数上限の上昇
  • 1図面につき1600万要素まで拡大しました。
3. データバージョン
  • データバージョンが上がります。(バージョン11)
機能強化項目
1. [ファイル]-[プリンタ出力]-[複数範囲指定]コマンド
  • 作図した用紙サイズに対して、出力図面の用紙サイズを指定することで、自動的に分割範囲を算出し、登録する機能を搭載しました。
2. [ファイル]-[プリンタ出力]/[プロッタ出力]-[複数範囲指定]コマンド
  • 印刷範囲指定後、範囲情報をファイルに出力/読込む機能を搭載しました。
3. [作図]-[矩形]コマンド
  • 矩形サイズ+基準点+配置方向指定で矩形を作図する機能を搭載しました。
4. [編集]-[トリム]-[自動]コマンド
  • 今回搭載の軌跡認識機能を利用し、マウスでドラッグ認識することで、連続でトリムを行える機能を搭載しました。
5. [設定]-[コマンド定義]コマンド
  • 「コマンド名(アルファベット)」+「Enter」でコマンド起動できる機能を搭載しました。
  • 各コマンドについて「起動名称」を任意に定義できる機能を搭載しました。
  • ユーザー定義コマンドの「登録」「配置」を切り分け、コマンドの登録手順を明確にしました。
  • ユーザー定義コマンドの機能リストから「削除」できる機能を搭載しました。
機能改善項目
1. [ファイル]-[図面情報]コマンド
  • 「図面属性」ページ内の備考など情報設定欄で、1クリックで、入力開始となるように対応しました。
  • 図面情報の表示タブを保持し、次回起動時の初期値とする対応を行いました。
2. [ファイル]-[プリンタ出力]/[プロッタ出力]コマンド
  • 出力イメージ表示

    出力ダイアログ内のイメージを時間がかかる場合でも構わず表示する設定を搭載しました。

  • 配置プレビュー

    配置位置指定時、位置確認の「Y/N」時に、図面の仮表示を行うように対応しました。

3. [ファイル]-[プロッタ出力]-[複数範囲指定]コマンド
  • 図面サイズが異なる範囲で選択した場合に、サイズに合わせて印刷する機能を設置しました。
4. [表示]-[抜き]-[解除]コマンド
  • 抜きを解除する手段として、範囲指定できるように対応しました。
    ※起動直後の状態で「確定」した場合、カレント図面内の「全ての抜き(非表示レイヤ内も含む)」を解除します。
5. [編集]-[移動]/[複写]-[平行]コマンド
  • マウス位置方向

    認識要素群の基準点に対して、マウス位置のある方向を「正」として入力することで、移動(複写)方向を特定する機能を搭載しました。

  • ステップ入力

    ステップ入力で仮点移動時に、ドラッグ表示を追従するようにしました。<>/p

6. [編集]-[移動]-[指定要素レイヤ間]コマンド
  • 移動先としてグレイアウト要素を認識できるように対応しました。
7. [編集]-[要素属性]-[部分変更]コマンド
  • スタイルの設定を追加しました。これにより変更時には設定したスタイルの各属性が使用されるようになります。
8. [編集]-[グループ]-[除外]コマンド
  • グループ結合されている状態のままグループ除外できるようにしました。
  • 寸法線を除外対象に含めるように改修しました。(グループ要素除外モード中のみ対応)
9. [編集]-[最適化]-[領域外要素の削除]コマンド
  • コマンド実行後、UNDOによって削除前の状態に戻れるよう対応しました。
10. [寸法]-[長さ]-[連段]コマンド
  • 作図方向(水平/垂直)が特定している条件で、問題発生のパターンで確定時に警告を出すように対応を行いました。
11. [寸法]-[長さ]-[2円間]コマンド
  • 同心2円弧間に対して、円弧補助線付きの長さ寸法を作図する機能を搭載しました。
12. [寸法]-[長さ]-[直径]コマンド
  • 円弧に対して、直径寸法を描いた際、円からはみ出た位置に描くと円弧からの補助線を出現させるようにしました。
13. [寸法]-[引出し]-[コメント]コマンド
  • 角度自由

    コメントを入力する角度を自由にできるように対応しました。

  • 基準位置指定

    文字基準位置を設定する方法を搭載しました。

14. [寸法]-[記号]-[仕上げ]コマンド
  • 円や円弧に沿って配置できるように対応しました。
15. [寸法]-[記号]-[溶接]コマンド
  • 「すみ肉」と「千鳥すみ肉2」で基準位置を選択して(中心or左端)配置するようにしました。
16. [寸法]-[バルーン]-[配置]コマンド
  • 「連続」時以外でも数値を増減できるようにしました。
17. [寸法]-[伸縮]コマンド
  • はさみ線伸縮

    寸法はさみ線を入力した長さに伸縮できるようにしました。

  • 表示のちらつき

    カレント以外のレイヤの寸法を認識した際の表示でちらつきが発生していたため、表示更新を調整しました。

18. [寸法]-[移動]コマンド
  • 直列寸法線(補助線の長さが同じである条件)の補助線を傾ける機能を搭載しました。
    選択コマンドでも利用できます。
同心円で配置した寸法線は、指定した円弧に対して回転方向に移動するよう対応しました。
19. [寸法]-[細部]コマンド
  • 寸法線中央以外からの引出し
  • 現状の中点からではなく、寸法指定位置から引き出すモードを搭載しました。
  • 文字の描画角度の選択
  • 引出し線分の方向に文字及び下線を配置する機能を搭載しました。
20. [寸法]-[累進寸法編集]コマンド
  • 「基準寸法(0)」以外の、寸法文字に近い要素を「Shiftを押しながら」認識することで、累進高さを変更できるように対応しました。
21. [寸法]-[形状]コマンド
  • 狭部寸法線を形状変更した際、寸法先端に線端を付ける/付けないを選択するモードを追加しました。
22. [文字]-[定型]コマンド
  • 描画文字列入力の際に全角へ切り替えた場合でも、「OK」をクリックした時点で半角入力に変更するようにしました。
  • 引出し設定に「配置時に確認を省略する」を追加しました。※チェックした場合(y/n)を表示させなくします。
  • ダイアログの配置場所を保持するようにしました。
23. [文字]-[整列]コマンド
  • 特殊文字(縮小文字: [ ] 、改行:_ 等)が入っている文字列も整列できるよう、対応しました。
24. [部品]-[機械要素]コマンド
  • ねじ-穴パターン

    タップ穴・キリ穴・ザグリ穴以外の形状を選択した際、属性名称コンボボックスを未選択状態とするようにしました。

  • 鋼材

    隠れ面設定を追加しました。

  • ダイアログ

    設定などのダイアログの配置場所を保持するようにしました。

25. [設定]-[要素]コマンド
  • [寸法属性]ページ
    引出し線を新たに、寸法属性の「引出し線端」属性として、設定を設置しました。
26. [設定]-[ユーザープロパティ設定]コマンド
  • [Cモード]ページ
    移動-平行の軸拘束(コマンドモード1)、などをコマンド毎に分けて利用する設定を設置しました。
27. [ツール]-[属性置換]コマンド
  • 「定義ファイルの参照」「参照ファイルの指定」でリスト表示されるファイルで不要となった情報を、除外できる機能を搭載しました。
28. [ツール]-[一括変換]コマンド
  • JW-CAD形式への出力に対応しました。
29. [ツール]-[表]-[部品表]コマンド
  • 罫線, 文字の描画属性を設定できるように「属性」タブを追加しました。
30. 部品属性入力機能
  • 部品の属性(呼び、サイズ等)を入力・編集するリストボックスにおいて、
    ・F2キーによる追記モードへの移行
    ・ESCによる入力前状態への復帰
    ・TABキー(+SHIFTキー) による項目移動
    を実装しました。
31. 確認メッセージ
  • マウスホイール動作

    確認メッセージ表示中に、マウスホイールのズームイン/アウトを可能にしました。

  • 表示範囲外要素の認識

    表示範囲外の要素を認識した(指定集合要素の一部が表示範囲外にある等の)場合、警告表示を行う設定を追加しました。

32. コンソールパネル:計測機能
  • 計測種類にはショートカットキーが定義されていますが、そのキーを打鍵してコマンドが選択できるよう対応しました。
33. 図面名タブ
  • マウスドラッグによる順番の差し替えに対応しました。
34. フリーウインドウ
  • 表示コントロール

    フリーウインドウが表示範囲外になってしまった場合に、ワンタッチで表示範囲内に表示し直す機能を設置しました。(割り付けて使用します)
    また、ダイアログなどは起動時に、表示範囲内に表示されるよう対応しています。

機能改修項目
1. [ファイル]-[開く]コマンド
  • EasyDraw図面を読み込んだ際、ペン幅のマップ設定が反映されない問題を改修しました。
2. [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンド
  • EASYDRAW形式保存
    ・寸法補助線(円弧)が消える問題を改修しました。
    ・特定の図面の保存で、変換ログが正しく出力されない問題を改修しました。
3. [ファイル]-[プロッタ出力]コマンド
  • マルチテキスト要素を出力すると、文字の輪郭だけになる問題を改修しました。
4. [ファイル]-[システムローカル設定]コマンド
  • 新規プロッタ追加時の線ピッチ
    ・選択の順により、線ピッチが初期化される問題を改修しました。
  • 新規プロッタ追加時のベクトルフォント
    ・[高品質]の設定が[標準]に変る問題を改修しました。
5. [表示]-[抜き]-[解除]コマンド
  • 全図面対象時、抜き要素が無い図面では解除確認メッセージを出さないように対応しました。
6. [編集]-[複写]/[移動]-[回転]コマンド
  • グループ化されている文字を回転-移動、複写すると、文字が反転する角度がある問題を改修しました。
7. [編集]-[変形]コマンド
  • 溶接・仕上げ記号を変形で選択、文字の輪郭だけになる問題を改修しました。
8. [編集]-[図面のコピー]コマンド
  • マルチテキスト要素をカラーで図面コピーすると、ペイント上で文字の輪郭だけになる問題を改修しました。
9. [寸法]-[半径]-[中心]コマンド
  • 引出し形状に寸法を作図する際、異縮尺レイヤ上で行うと、引出し線が縮尺差のかかった状態で作図されてしまう問題を改修しました。
10. [寸法]-[移動]コマンド(DirectX利用中のドラッギング表示)
  • 寸法文字

    寸法文字移動時に文字矩形ドラッギングがマウス移動に際して小刻みに上下する問題を改善しました。

  • 角度寸法文字

    角度寸法線の寸法文字のドラッグが正常表示されない問題を改修しました。

11. [文字]-[定型]コマンド
  • 10 の値に対して、-1 を加算しようとした結果が 09 と表示される問題を修正し、 9 と表示するようにしました。
12. [文字]-[記号]コマンド
  • 配置される文字に設定される改行間隔の値が、CADSUPER 本体に設定されている改行間隔の値に関わらず、0で固定されてしまう問題を改修しました。

13. [文字]-[拡縮]-[個別]コマンド

  • 全角2バイト目が特殊文字と一致する場合に、拡縮ができなくなる問題を改修しました。
14. [部品]-[機械要素]コマンド
  • ねじ – 六角穴付き皿ボルト
    ・状況依存ヘルプが正常に呼び出せない問題を修正しました。
  • ねじ – 穴パターン
    ・穴深さ指定機能が正しく動作しない問題を改修しました。DirectX利用時、穴配置方向指定の際のドラッグが表示されない問題を改修しました。
  • 鋼材 – 軽みぞ形鋼
    ・150×50, 厚み4.5 の規格において、コーナーRの初期値を9.0 としました。
15. [ツール]-[レイヤ縮尺一括変更]コマンド
  • 投影図の縮尺変更が正しく追従できていなかった問題を改修しました。

 

CADSUPER Lite ユーティリティ関連

 

機能改善項目

1. 出力ユーティリティ

  • 出力範囲補正

    CAD本体側のシステムローカル設定[表示/出力]頁「プリンタ出力」にある「縮小印刷時、出力範囲を補正しない」設定を出力ユーティリティに搭載しました。

  • 項目幅の記憶

    出力ファイルリストで表示されている各項目の表示幅を、記憶するようにしました。

  • ファイルリスト対応

    出力リストを保存、読込に対応しました。

  • 「レイヤ状態連続出力」機能への機能追加

    CADSUPER Liteのレイヤ単位でPDFのレイヤに出力する機能を搭載しました。

機能改修項目
1. 出力ユーティリティ
  • プロッタ設定画面
    ・「ツール」-「プロッタの設定」にて、設定されているはずのプロッタ設定が表示されない問題を改修しました。