Lite本体関連
機能強化項目
1. ファイル検索機能
- 図面それぞれが持つ文字情報(図面属性情報など)から図面を検索する機能を強化しました。
この機能を利用することで、特定文字列の入った図面をすばやく検出できます。 - 図面保存(更新)時に、図面属性登録を促す機能を設置しました。
2. 起動時間の高速化
Lite 2010 に比べて、約30%高速に起動するようになりました。
3. アイコンイメージ作成の高速化
図面切替、アイコン時に利用される作図イメージ画像の作成を高速化しました。
これにより、原図/フィットなどの表示状態切替時にかかっていた若干の時間を解消しています。
図面が重なっていると、遅くなる場合があります。
これにより、原図/フィットなどの表示状態切替時にかかっていた若干の時間を解消しています。
図面が重なっていると、遅くなる場合があります。
4. 認識キャッシュ機能の設置
要素認識時に利用される認識キャッシュを搭載しました。
これを利用することで、大容量図面もストレス無く作業できます。
※設定キャッシュサイズやウインドウ内の表示要素数により、認識キャッシュが利かない場合があります。
これを利用することで、大容量図面もストレス無く作業できます。
※設定キャッシュサイズやウインドウ内の表示要素数により、認識キャッシュが利かない場合があります。
5. 拡張メタファイル出力解像度切替機能の設置
出力解像度をユーザ任意に指定できるようにし、利用環境に適したサイズで出力するように対応しました。
6. 印刷機能の強化
出力に利用するレイヤ状態を登録することで、1枚の図面を複数パターンで出力できるようになりました。
7. 単純動作コマンドの提供
Shiftなしで全図面を「再表示」「原図」「フィット」化する機能をコマンドとして配置しましたので、コマンド割付も可能となりました。
8. 分割表示によるレイヤ状態変更の強化
[表示]-[レイヤ]-[全レイヤ分割]コマンド実行時、「状態変更」ダイアログをモードレス状態で表示します。また、レイヤ状態を変更する機能を新たに追加しました。
9. 円周上の特定点からの接線作図機能
「角度線」コマンドに、円周上の特定点から接線を作図する機能を搭載しました。
10. 曲線展開集合への接線作図機能
Nurbs曲線等が線分/円弧に展開された集合要素に、接線を作図できる機能を搭載しました。
11. 表示最大サイズへの作図機能
「表示範囲」一杯に作図できる設定を追加しました。
以下のコマンドで対応しています。
以下のコマンドで対応しています。
- [作図]-[線]-[水平線]
- [作図]-[線]-[垂直線]
- [作図]-[線]-[角度線]
12. [作図]-[矩形]コマンド
矩形の一辺の中心を基準に矩形作図できる機能を搭載しました。
13. [編集]-[伸縮]コマンド
特定長さへの伸縮が容易になるように、伸縮コマンドに長さ入力をできるように対応しました。
始点または終点に近い位置で円弧を認識した場合、指定長さ円弧長への伸縮ができます。
始点または終点に近い位置で円弧を認識した場合、指定長さ円弧長への伸縮ができます。
14. [編集]-[トリム]メニュー
以下のコマンドを追加しました。
- 端点接続
- 外抜き
15. [編集]-[要素属性]-[部分変更]コマンド
- 任意の属性を、カレント属性に変更できる設定を追加しました。
- 変更範囲指定後、変更対象要素を連続で指定できる設定を追加しました。
16. [寸法]-[要素]/[長さ]-[円弧長]コマンド
寸法値の前に円弧記号を作図する形状の円弧長寸法を作図できるように対応しました。
17. [寸法]-[直径]-[通常]コマンド
引き出し形状に描かれる直径寸法に、新たな形状を2種追加しました。
18. [寸法]-[面取り]コマンド
寸法終端に文字を配置する、新たな作図形状を追加しました。
19. [寸法]-[記号]-[データム]コマンド
データム線端のみを幾何記号に配置する機能を設置しました。
20. [寸法]-[記号]-[面の肌]コマンド
仕上げ記号とは別に、新たに「面の肌」記号を配置する機能を設置しました。
21. [寸法]-[伸縮]/[移動]コマンド
記号付き引出し線の編集を可能にしました。
以下のコマンドで作図された引出線付き記号が対象となります。
以下のコマンドで作図された引出線付き記号が対象となります。
- [寸法]-[記号]-[幾何]
- [寸法]-[直径]-[溶接]
- [寸法]-[記号]-[面の肌]
- [寸法]-[記号]-[仕上げ2]
- [寸法]-[直径]-[溶接2]
22. [寸法]引出線角度の補正機能
角度入力を行わなくても、特定の角度ごとにクリッピングし、綺麗に揃った寸法が作図できる機能を設置しました。
以下のコマンドで対応しています。
以下のコマンドで対応しています。
- [寸法]-[半径]-[中心]
- [寸法]-[半径]-[任意]
- [寸法]-[直径]-[通常]
- [寸法]-[直径]-[片矢]
- [寸法]-[記号]-[幾何]
- [寸法]-[細部]
23. [文字]-[マルチテキスト]コマンド
Lite 2010で公開した「マルチテキスト」要素について、文字を挿入、編集する機能を追加しました。
新設されたコマンドは以下のコマンドです。
新設されたコマンドは以下のコマンドです。
- [文字]-[マルチテキスト]-[挿入]
- [文字]-[マルチテキスト]-[編集]
- [文字]-[マルチテキスト]-[文字スタイル管理]
24. [文字]-[移動]/[複写]コマンド
「マルチテキスト」要素を編集できるように対応しました。
25. [部品]-[機械要素]コマンド1
ボルト等の平面図で、ネジ谷部分を3/4だけ描いた(右上が欠けた円弧)形状で表記できるように対応しました。
以下のコマンドが対象となります。
以下のコマンドが対象となります。
- [六角ボルト]
- [六角穴付きボルト]
- [植込みボルト]
- [六角ナット]
- [ちょうナット]
- [溶接ナット]
- [止めねじ]
- [管用ねじ]
- [タップ穴]
- [穴パターン]
26. [部品]-[機械要素]コマンド2
ねじ/鋼材コマンド群に、ユーザ任意の「よび」のみ選択表示する機能を設置しました。
27. [計測]-[体積]コマンド
以下の機能を搭載しました。
- 表面積の計測
- 計測結果の画面/ファイルへの出力
- 利用単位の維持
- 比重選択機能
28. [設定]-[レイヤ状態設定]コマンド
- 「レイヤ設定」ダイアログの「色」「線種」「線幅」を、リスト上に表示されるコンボボックスで設定値を変更できるようになりました。
- レイヤが一覧表示されているリストのタイトルをクリックすることで、レイヤ名称順にソートを行います。
※先頭レイヤは基準レイヤのため、移動しません。 - レイヤ状態の名前を変更する機能を設置しました。
- レイヤ状態の設定順を入れ換える機能を設置しました。
29. [設定]-[ユーザプロパティ設定]コマンド
- 図面オープン時の初期利用スタイルを指定できる機能を、設置しました。
- 前回終了時の利用スタイルを保持を行う機能を、設置しました。
30. [ツール]-[色別レイヤ分け]コマンド
振分け情報の設定ができるようにしました。可能な設定は以下のものとなります。
- 振分け要素のレイヤ状態
- 振分け要素種類
- 縮尺判定
31. [ツール]-[スタイル色化]コマンド
図面内の要素の持つ線種-線幅に対して、合致する利用中スタイルセット内のスタイル定義色に変更する機能を新設しました。
32. 他形式コンバータ
- DWG/DXF 2011フォーマットに対応しました。
- DWG/DXF⇔Lite/FXⅡの文字サイズ、および配置位置に関して調整を行い、ほぼ遜色ない状態で変換できるようになりました。
ユーティリティ関連
機能強化項目
Lite本体関連
機能改善項目
1. ファイルダイアログ
フォルダツリーを表示しない状態で利用する場合の動作を見直し、ネットワークフォルダ以下でも軽快に動作するようにしました。
2. [編集]-[トリム]-[自動]コマンド
要素検出方法を改善し、処理の高速化を図りました。
3. [編集]-[変形]コマンド
基準点と移動点が誤差範囲内で同点と認識される場合でも実行可能になりました。
これにより、許容誤差以下の誤差のある要素の補正が可能となります。
これにより、許容誤差以下の誤差のある要素の補正が可能となります。
4. [寸法]-[長さ]-[片矢]/[倍片矢]コマンド
矢印の出ない側で、寸法描画可能範囲の制限をなくしました。
5. [寸法]-[面取り]コマンド
計測値が複数算出される場合に、ユーザに計測対象形状を確認してもらうようになりました。
6. [寸法]-[引出し]-[座標]コマンド
XY方向を自動で判定して作図する機能を搭載しました。
7. [寸法]-[記号]-[仕上げ]コマンド
特定記号を配置する場合の、ダイアログ初期フォーカス位置を利用しやすい位置に変更しました。
8. [寸法]-[公差]コマンド
設定登録ページ数を20ページに増やしました。
9. [文字]-[定型]コマンド
カレント属性で文字を記入できるように、文字属性スタイルに[カレント]を追加しました。
10. [部品]-[機械要素]コマンド
設定数:機械要素用の設定を10個まで登録できるようにしました。
11. [設定]-[レイヤ状態設定]コマンド
ダイアログの表示位置、リサイズされたダイアログのサイズを記憶するようにしました。
12. [設定]-[ユーザプロパティ設定]コマンド
変形タイリングの表示ウインドウ数:表示ウインドウの最大数を37まで増加しました。
13. [座標表示]機能
右下にある座標表示エリアを右クリックすることで、表示座標の原点が、[相対原点]/[前回指定点(黒枠で囲まれる)]に切り替わるようになりました。
ユーティリティ関連
機能改善項目
1. CADSUPER シェル拡張
- Windows7対応:Vista以降のOSで可能なイメージのサイズが選択状態を、記憶するように対応しました。
- 64Bit版OS上通常のエクスプローラで利用できる、64Bit対応したCADSUPERシェル機能を用意しました。
2. 設定情報ユーティリティ
リストア後のドローイング本体起動で警告が表示されないように対応を行いました。
Lite本体関連
機能改修項目
1. [ファイル]-[上書き保存]コマンド
- SX/JX部品を保存する場合、図面ではなく Lite部品 として保存するように対応しました。
- SX/JX部品を Lite部品 に保存する場合、部品イメージをフィット状態にするよう対応しました。
2. [ファイル]-[印刷]コマンド
色つきの塗潰し要素が、印刷すると黒になってしまう現象を改修しました。
3. [作図]-[線]-[平行線]コマンド
- 角度が誤差範囲内のブレを持つ垂直線で、長さ入力時同じ方向に作図するように改修しました。
- コマンド起動直後(コマンドモード3が[単独])の状態で数値入力しても、[入力値ロック]状態にできない現象を改修しました。
4. [編集]-[トリム]-[角丸め]コマンド
- コンソールパネル上で、確定表示にならない現象を改修しました。
- 集合要素と単独要素を選択した場合に、丸め要素が集合下に入る条件を設定できるようにしました。
- 線分が消失する角丸めを行おうとした場合に、丸めが実行されない場合があるのを改修しました。
5. [編集]-[複写]/[移動]-[対称]コマンド
溶接記号を対称移動/複写した場合に、添え字も正しく表示されるように位置補正を行いました。
6. [編集]-[複写]-[対称]コマンド
線端付き楕円弧を対称複写すると、線端が反対に付く現象を改修しました。
7. [編集]-[変形]コマンド
集合要素の子要素の認識がFXとは逆になっている現象を改修し、FXと同等の動作に変更しました。
8. [編集]-[図面コピー]コマンド
- 線幅表示ありの図面をWORDなどにOLE2張り付けした際、線端の矢印が線幅に連動していなかった現象を改修しました。
- ドローイングでの表示状態を実寸表示状態([表示]-[実寸]コマンドを利用)とした状態で、図面コピーを実行すると、貼り付けたWORD側で、実寸状態で添付できるようになりました(100%サイズ)。
9. [寸法]-[長さ]-[直列]コマンド
コマンドモード6の表示を「連続作図」に改修しました。
10. [寸法]-[角度]-[単独]コマンド
単独角度寸法で作図した角度寸法線を移動すると、補助線が要素とかぶってしまう現象を改修しました。
11. [寸法]-[移動]コマンド
引出なしバルーンを移動すると、正しく移動せず、バルーン内文字が消える問題を改修しました。
12. [寸法]-[形状]コマンド
半径寸法線を形状変更すると、寸法線の角度が変わってしまう現象を改修しました。
13. [寸法]コマンド
寸法文字サイズの異なる複数図面間で寸法編集作業を行っていると、寸法文字サイズが異常になる場合があるのを改修しました。
14. [文字]-[移動]コマンド
寸法引出し線付属の文字が移動できない現象を改修しました。
15. [計測]-[距離]コマンド
距離計測後、以前のカレントレイヤ状態に戻すように改修しました。
16. [計測]-[体積]コマンド
比重に「0」を入力後、右上の[x]ボタンでダイアログを閉じようとすると、警告ダイアログが出て終了できなくなる現象を改修しました。
17. [設定]-[レイヤ状態設定]コマンド
- 読み込んだFX図面のレイヤ状態設定で「寸法」「文字」のチェックをはずしてFX形式で保存しても、FXデータではチェックが外れない現象を改修しました。
- 図面によって、新規にレイヤが作成できなくなる現象を改修しました。
18. [ツール]-[一括変換]コマンド
- 一括変換ダイアログの出力先パラメータの表示で、ファイル名のみの表示にするようにしました。
- SX/JX部品をLite部品に変換する場合、ファイル名を部品属性の部品名として登録するように対応しました。
- SX/JX部品をLite部品に変換する場合、部品イメージをフィット状態にするよう対応しました。
19. [ツール]-[FX変換パラメータ設定]コマンド
「FXペン→線種・線幅」で登録しても、パラメータを読み込むと「FXペン→スタイル」と表示されてしまう現象を改修しました。
20. FX図面読込み(パラメータ利用)
Liteへ線種変換する際に対応のない線種が作成されないように、線種などのチェックを強化しました。
21. サーチループ(閉ループ内指定)
指定点がループ外にある状態で認識完了してしまう現象を改修しました。
22. Windowsのファイル共有制御を使用
- バックアップファイルが作成されない問題を改修しました。
- 図面情報にごみが入る場合があったのを改修しました。
23. 他形式コンバータ
不正な文字情報のあるDXFデータを、問題を起こらないような状態でLiteデータ化するように対応しました。
24. HELP修正
Helpの不備を修正しました。
ユーティリティ関連
機能改修項目
1. 出力ユーティリティ
微小な文字列が大きく出力される障害を改修しました。