CADSUPER 2019 Build01

CADSUPER 本体関連

 

新規搭載機能項目

1.認識機能

  • 軌跡認識機能
     マウスドラッグによる認識方法を搭載しました。
  • 幾何属性マスク設置
     要素の幾何情報に対してフィルタリングする設定機能を搭載しました。
  • 部品マスク設置
     部品情報に対してフィルタリングする設定機能を搭載しました。

2.GPS(Geometrical product specifications:製品の幾何特性仕様)対応

  • 加工、測定および検査用の装置、器具などに接触させる対象物上の点、線または限定した領域を示す、「データムターゲット」の作図機能を搭載しました。
  • 理論的に正確な寸法を表す記号(TED:Theoretical Exact Dimension)の作図機能、および追記/削除できる機能を搭載しました。
  • 2点間距離を示す長丸で囲まれたLPなどの寸法特殊記号を追記/削除できる機能を搭載しました。

3.[ファイル]-[表示要素図面作成]コマンド(割付)

  • カレント図面の、休眠レイヤ以外の表示要素のみで新規図面を作成する機能を搭載しました。
4. [編集]-[移動]-[要素周上移動]コマンド
  • 指定要素群を指定要素列上の任意位置に移動する機能を搭載しました。
5. [寸法]-[記号]-[部品エッジ]コマンド
  • 形状のエッジ位置に描画する「部品エッジ」記号を配置できる機能を搭載しました。
6. [寸法]-[記号]-[テーパー/勾配]コマンド
  • 引出し線に記号形状、および、比率を記載した形状を描く機能を搭載しました。
7. 要素数上限の上昇
  • 1図面につき1600万要素まで拡大しました。
8. データバージョン
  • データバージョンが上がります。(バージョン11)

機能改修項目

1. GPS(Geometrical product specifications:製品の幾何特性仕様)対応
  • 幾何公差の作図機能を一新しました。
  • データムの作成種類を追加しました。
2. [ファイル]-[プリンタ出力]-[複数範囲指定]コマンド
  • 作図した用紙サイズに対して、出力図面の用紙サイズを指定することで、自動的に分割範囲を算出し、登録する機能を搭載しました。
3. [ファイル]-[プリンタ出力]/[プロッタ出力]-[複数範囲指定]コマンド
  • 印刷範囲指定後、範囲情報をファイルに出力/読込む機能を搭載しました。
4. [作図]-[矩形]コマンド
  • 矩形サイズ+基準点+配置方向指定で矩形を作図する機能を搭載しました。
5. [編集]-[トリム]-[自動]コマンド
  • 今回搭載の軌跡認識機能を利用し、マウスでドラッグ認識することで、連続でトリムを行える機能を搭載しました。
6. [設定]-[コマンド定義]コマンド
  • 「コマンド名(アルファベット)」+「Enter」でコマンド起動できる機能を搭載しました。
  • 各コマンドについて「起動名称」を任意に定義できる機能を搭載しました。
  • ユーザー定義コマンドの「登録」「配置」を切り分け、コマンドの登録手順を明確にしました。
  • ユーザー定義コマンドの機能リストから「削除」できる機能を搭載しました。

機能改善項目

1. [ファイル]-[図面情報]コマンド
  • 「図面属性」ページ内の備考など情報設定欄で、1クリックで、入力開始となるように対応しました。
  • 図面情報の表示タブを保持し、次回起動時の初期値とする対応を行いました。
2. [ファイル]-[プリンタ出力]/[プロッタ出力]コマンド
  • 出力イメージ表示
    出力ダイアログ内のイメージを時間がかかる場合でも構わず表示する設定を搭載しました。
  • 配置プレビュー
    配置位置指定時、位置確認の「Y/N」時に、図面の仮表示を行うように対応しました。
3. [ファイル]-[プロッタ出力]-[複数範囲指定]コマンド
  • 図面サイズが異なる範囲で選択した場合に、サイズに合わせて印刷する機能を設置しました。
4. [ファイル]-[システムローカル設定]コマンド
  • システムローカル設定[全般]の図面属性初期値設定の項目の最大数を「上限なし」にしました。
    これに伴い、履歴のコンボを選択中に「Delete」キーを押すことで、履歴削除機能も搭載しました。
5. [表示]-[抜き]-[解除]コマンド
  • 抜きを解除する手段として、範囲指定できるように対応しました。
    ※起動直後の状態で「確定」した場合、カレント図面内の「全ての抜き(非表示レイヤ内も含む)」を解除します。
6. [投影図]-[削除]コマンド
  • 「要素移動:[する]、しない」の設定をコマンドモードに設置し、投影図削除時の要素の移動を可能にしました。
7. [編集]-[移動]/[複写]-[平行]コマンド
  • マウス位置方向
    認識要素群の基準点に対して、マウス位置のある方向を「正」として入力することで、移動(複写)方向を特定する機能を搭載しました。
  • ステップ入力
    ステップ入力で仮点移動時に、ドラッグ表示を追従するようにしました。
8. [編集]-[移動]-[指定要素レイヤ間]コマンド
  • 移動先としてグレイアウト要素を認識できるように対応しました。
9. [編集]-[要素属性]-[部分変更]コマンド
  • スタイルの設定を追加しました。これにより変更時には設定したスタイルの各属性が使用されるようになります。
10. [編集]-[グループ]-[除外]コマンド
  • グループ結合されている状態のままグループ除外できるようにしました。
  • 寸法線を除外対象に含めるように改修しました。(グループ要素除外モード中のみ対応)
11. [編集]-[最適化]-[領域外要素の削除]コマンド
  • コマンド実行後、UNDOによって削除前の状態に戻れるよう対応しました。
12. [寸法]-[長さ]-[連段]コマンド
  • 作図方向(水平/垂直)が特定している条件で、問題発生のパターンで確定時に警告を出すように対応を行いました。
13. [寸法]-[長さ]-[2円間]コマンド
  • 同心2円弧間に対して、円弧補助線付きの長さ寸法を作図する機能を搭載しました。
14. [寸法]-[長さ]-[直径]コマンド
  • 円弧に対して、直径寸法を描いた際、円からはみ出た位置に描くと円弧からの補助線を出現させるようにしました。
15. [寸法]-[引出し]-[コメント]コマンド
  • 角度自由
    コメントを入力する角度を自由にできるように対応しました。
  • 基準位置指定
    文字基準位置を設定する方法を搭載しました。
16. [寸法]-[記号]-[溶接]コマンド
  • 「すみ肉」と「千鳥すみ肉2」で基準位置を選択して(中心or左端)配置するようにしました。
17. [寸法]-[バルーン]-[配置]コマンド
  • 「連続」時以外でも数値を増減できるようにしました。
18. [寸法]-[伸縮]コマンド
  • はさみ線伸縮
      寸法はさみ線を入力した長さに伸縮できるようにしました。
  • 表示のちらつき
    カレント以外のレイヤの寸法を認識した際の表示でちらつきが発生していたため、表示更新を調整しました。
19. [寸法]-[移動]コマンド
  • 直列寸法線(補助線の長さが同じである条件)の補助線を傾ける機能を搭載しました。
    選択コマンドでも利用できます。
  • 同心円で配置した寸法線は、指定した円弧に対して回転方向に移動するよう対応しました。
20. [寸法]-[細部]/[統合編集]コマンド
  • 寸法線中央以外からの引出し
      現状の中点からではなく、寸法指定位置から引き出すモードを搭載しました。
  • 寸法線中央以外からの引出し
      現状の中点からではなく、寸法指定位置から引き出すモードを搭載しました。
21. [寸法]-[累進寸法編集]コマンド
  • 「基準寸法(0)」以外の、寸法文字に近い要素を「Shiftを押しながら」認識することで、累進高さを変更できるように対応しました。
22. [寸法]-[寸法値]コマンド
  • 常に文字幅と下線の長さを合わせるモードを追加しました。
23. [寸法]-[形状]コマンド
  • 狭部寸法線を形状変更した際、寸法先端に線端を付ける/付けないを選択するモードを追加しました。
24. [文字]-[定型]コマンド
  • 描画文字列入力の際に全角へ切り替えた場合でも、「OK」をクリックした時点で半角入力に変更するようにしました。
  • 引出し設定に「配置時に確認を省略する」を追加しました。※チェックした場合(y/n)を表示させなくします。
  • ダイアログの配置場所を保持するようにしました。
25. [文字]-[整列]コマンド
  • 特殊文字(縮小文字: [ ] 、改行:_ 等)が入っている文字列も整列できるよう、対応しました。
26. [部品]-[機械要素]コマンド
  • ねじ-穴パターン
     タップ穴・キリ穴・ザグリ穴以外の形状を選択した際、属性名称コンボボックスを未選択状態とするようにしました。
  • 鋼材
     隠れ面設定を追加しました。
  • ダイアログ
     設定などのダイアログの配置場所を保持するようにしました。
27. [部品]-[パーツボックス]コマンド
  • 位置指定、方向指定時に要素選択を追加し、ポイントモード自動で要素を選択できるようにしました。
28. [設定]-[要素]コマンド
  • [寸法属性]ページ
     引出し線を新たに、寸法属性の「引出し線端」属性として、設定を設置しました。
29. [設定]-[ユーザープロパティ設定]コマンド
  • [Cモード]ページ
     移動-平行の軸拘束(コマンドモード1)、などをコマンド毎に分けて利用する設定を設置しました。
30. [ツール]-[属性置換]コマンド
  • 「定義ファイルの参照」「参照ファイルの指定」でリスト表示されるファイルで不要となった情報を、除外できる機能を搭載しました。
31. [ツール]-[一括変換]コマンド
  • JW-CAD形式への出力に対応しました。
32. [ツール]-[表]-[部品表]コマンド
  • 罫線, 文字の描画属性を設定できるように「属性」タブを追加しました。

33. 部品属性入力機能

  • 部品の属性(呼び、サイズ等)を入力・編集するリストボックスにおいて、
    ・F2キーによる追記モードへの移行
    ・ESCによる入力前状態への復帰
    ・TABキー(+SHIFTキー) による項目移動
    を実装しました。
34. 確認メッセージ
  • マウスホイール動作
      確認メッセージ表示中に、マウスホイールのズームイン/アウトを可能にしました。
  • 表示範囲外要素の認識
      表示範囲外の要素を認識した(指定集合要素の一部が表示範囲外にある等の)場合、警告表示 を行う設定を追加しました。
35. 操作パネル1:「レイヤ」
  • パネル内の表示列幅を記憶、再現するように対応しました。
36. コンソールパネル:計測機能
  • 計測種類にはショートカットキーが定義されていますが、そのキーを打鍵してコマンドが選択できるよう対応しました。
37. 図面名タブ
  • マウスドラッグによる順番の差し替えに対応しました。
38. フリーウインドウ、サブフレーム
  • 表示コントロール
     フリーウインドウが表示範囲外になってしまった場合に、ワンタッチで表示範囲内に表示し直す機能を設置しました。(割り付けて使用します)
    また、ダイアログなどは起動時に、表示範囲内に表示されるよう対応しています。
  • サブフレーム:「レイヤ」ページ
     サブフレーム上の表示を、コマンドでの表示と同じように、レイヤの表示順向きを変更する設定を搭載しました。

機能改修項目

1. [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンド
  • JXに保存できない場合がある問題を修正しました。
  • EASY DRAW形式に変換すると、寸法文字が通常要素になってしまう問題を改修しました。
2. [ファイル]-[プリンタ出力]/[プロッタ出力]-[複数範囲指定]コマンド
  • 複数範囲指定印刷でレイヤを切り替える動作をすると選択が解除される問題を修正しました。
3. [投影図]-[投影図]コマンド
  • CSWから投影したらタップ下穴が合わない場合がある問題を修正しました。
  • ねじ谷径設定が変更できない問題を改修しました。
4. [編集]-[移動]-[平行]コマンド
  • 現レイヤモードで異縮尺レイヤへ移動できる問題を修正しました。
    異縮尺レイヤへ移動はできません。
5. [編集]-[要素属性]-[部分変更]コマンド
  • 変更対象要素をグルーピングする際に、一部メッセージが表示されないオペレーションがある問題を修正しました。
6. [寸法]-[移動]コマンド
  • 寸法線の移動結果が変わる問題を改修しました。
7. [寸法]-[一括変更]コマンド
  • 寸法線を含む集合要素に実行すると、直径記号など消える問題を修正しました。
  • 一括変更すると累進寸法の公差が変わる問題を修正しました。
8. [文字]-[記号]コマンド
  • 制限以上の文字を配置しようとした場合に、文字化けで配置される問題を修正しました。(制限以上の場合、文字を切り捨てます)
9. [文字]-[打ち消し]コマンド
  • 縮尺の異なるレイヤが存在している場合に、打消し位置がずれる場合がある問題を修正しました。
  • [文字]-[定型]コマンドで引き出しを行った文字列に対して打消しを行う際に、打消し線と訂正文字が正しい位置に描画されない場合がある問題を修正しました。
10. [部品]-[作成]-[部品ファイル保存]コマンド
  • FXSの部品ファイルをCSPで保存するが、サムネイルが表示されない問題を修正しました。
11. [部品]-[EGPARTS実行]コマンド
  • EG PARTSをコマンドアイコンから起動できない問題を改修しました。
12. [設定]-[ユーザープロパティ設定]コマンド
  • ユーザープロパティ-コメントの入力文字が複数行になる場合~にチェックがある場合、改行すると文字上げ長が0になる問題を修正しました。
13. [ツール]-[プロコマンド]コマンド
  • [径引出し]コマンド
     桁数指定オプションが機能しておらず、常に本体設定が反映される問題を修正しました。
  • [円座標]コマンド
     一般文字配置オプションを指定した場合、径表示用の”Φ”記号も”@”に変換されてしまう問題を修正しました。
14. [ツール]-[スクリプト実行]コマンド
  • スクリプトコマンド実行後、他のコマンドをクリックしても実行されない問題を修正しました。
15. 操作パネル
  • 操作パネルにドッキング状態でコンソールパネルの幅が記憶されない問題を修正しました。

CADSUPER ユーティリティ関連

 

機能強化項目

  1. 検査寸法表ツール(Ver1.4)
    ①疑似寸法の取得
     寸法線属性の無い文字で表記された寸法線を取得できるようになりました。
    ②複数出力設定
     Excel/Word出力の設定を複数設けて名前を付けて記憶できるようになりました。
    ③寸法線一覧の無効指定
     寸法線一覧で必要なくなった寸法線を無効にできるようになりました。
    ④測定器項目追加
     寸法線一覧に測定器項目を追加しました。
    ⑤空データの挿入
     寸法線一覧に空データを挿入できるようになりました。
    ⑥文字取得
     図面内の文字を寸法線一覧のコメント欄に取得できるようになりました。
    ⑦番号位置の上下左右指定
     図面に作図する番号の位置を指定できるようになります。
    ⑧角度寸法の60進表示
     寸法線一覧に表示される角度寸法線の角度表示を60進表示できるようになりました。
    ⑨計測値のクリア
     計測値タブを押すことで以前の測定データをクリアすることができます。
    ⑩参考寸法、理論的に正確な寸法の適用オプション
     参考寸法、理論的に正確な寸法を取得制御することができるようになりました。
    ⑪自動取得の最外矩形除去
     自動取得で最外矩形を無視することができるようになりました。
    ⑫コメント編集入力のリスト選択、登録
     コメント欄の編集をリスト登録した一覧から選択できるようになりました。
    ⑬図面更新による寸法変更対応
     図面が更新された場合、検査寸法ツールデータの更新をすることができるようになりました。
機能改善項目
1. 出力ユーティリティ
  • 出力範囲補正
    CAD本体側のシステムローカル設定[表示/出力]頁「プリンタ出力」にある「縮小印刷時、出力範囲を補正しない」設定を出力ユーティリティに搭載しました。
  • 項目幅の記憶
    出力ファイルリストで表示されている各項目の表示幅を、記憶するようにしました。
  • ファイルリスト対応
    出力リストを保存、読込に対応しました。
  • 「レイヤ状態連続出力」機能への機能追加
    CADSUPERのレイヤ単位でPDFのレイヤに出力する機能を搭載しました。

機能改修項目

    1.CADSUPERコンバータ
    ・CSD→DWG/DXF
・viewportを適用しても寸法スタイルが作成されない問題を修正しました。
・マップ設定
・ACファイルから追加できない問題を修正しました。

 2.出力ユーティリティ
・添付図面を出力ユーティリティで印刷すると、曲線部の矢印が反転して印刷されてしまう問題を修正しました。