ベースモジュール Ver.2.70
【強化項目】
1. システム関連
- 計測-面積/長さ/距離において、単位を選択できるようにしました。
- 計測-要素において、レイヤ、構成区分、各要素の属性をインフォメーションボックスへ出力できるようにしました。
- ウィンドウ-同期の一時停止コマンドを追加しました。
- ベース-表示-レイヤ状態保存(1~3)、レイヤ状態適用(最初・1~3)コマンドを追加しました。
- ベース-オペレーション-位置入力参照コマンドを追加しました。
- ベース-オペレーション-確定/オペレーションバック/初めからのアイコンを変更しました。
- ツール-ユーザー設定-コントロールに「位置入力はテンキー起動」を追加しました。
- 座標入力バーから指定した座標がアクティブビューの外に出た場合は、ビューの表示範囲を移動するようにしました。
2. 作図関連
- [線]-[十字線]コマンド
コマンドプロパティにはみ出し長の単位を追加しました。 - [移動/複写]-[移動]コマンド
コマンドプロパティ-オプションに入力優先を追加しました。 - [文字]-[置換]コマンド
オプションに「全角/半角の区別」を追加しました。 - [文字]-[大小変換]コマンド
コマンドを追加しました。 - [寸法線]-[要素]コマンド
直列寸法線の文字を指定した場合、文字位置を移動できるようにしました。 - [寸法線]-[角度]コマンド
基本設定に設定を追加し、0~30°の寸法値を内側/外側の指定ができるようにしました。 - [寸法線]-[形状編集]コマンド
引き出し寸法線を指定した際、コマンドプロパティから移動を選択できるようにしました。
3. コンバータ
- SXF形式の強化
Ver3.1に対応し出力バージョンを指定できるようになりました。
【修正項目】
1. システム関連
- ウィンドウの同期中にレイヤバーのサムネイル表示および印刷プレビューを行うと同期状態が崩れる問題を修正しました。
2. 作図関連
- [線]-[線分]コマンド
連続性-連続かつ角度補正-自動で描く際、終点を位置入力で指定すると次の始点が位置入力指定した座標になっていたのを、直前の終点から描くように修正しました。 - [円/円弧]-[円3]/[円弧3]コマンド
2円と径を指定した際、求められない円があったのを修正しました。 - [円/円弧]-[円3]/[円弧3]コマンド
3線を指定した際、演算誤差により円がずれるケースがあったのを修正しました。
ミルモジュール Ver.2.70
1. 環境設定
- 設定にNC生成時のパラメータを追加しました。
2. 工具設定
- 工具情報入力専用のエクセルシートからのインポートを追加しました。
- 工具グループの工具タイプとして、面取りエンドミルを追加しました。
- 工具データに「先端角」を追加しました。
- ラジアスエンドミルのコーナーRにマイナス値を指定した場合、インナーRとなるようにしました。
- タップ工具に「溝数」、「1刃送り」を追加しました。
3. 機械設定
- Gコード一覧にワーク座標の子座標を追加しました。
- プログラムに「自動D番号はT番号を使用する」を追加しました。
- コーナーの円弧側面等速処理に「径補正経路にも施す」を追加しました。
- 詳細に「ドウェルを実数表現する」を追加しました。
4. サイクル設定
- 工具データの先端角、先端長さ(先端角から計算)、タップピッチ、コーナーR、コーナーCを変数として追加しました。
- サイクルファイルの初期状態を追加変数を用いて変更しました。
- 円ヘリカルサイクルにおいて、タップ工具の溝数が1を超える場合は複数段のねじ切り動作ができるようになりました。
- 円ヘリカルサイクルのZピッチにマイナス値を入れる事によって、下から上への加工ができるようになりました。
- 固定サイクルのドウェル項目を整数表現するようにしました。
5. 加工設定
- ワーク座標のオプションとして、「子座標を使う」を追加しました。
6. コマンドプロパティ
- 工具条件にボタンを追加し、工具設定を使えるようにしました。
- 機械設定のATCリストから選択する場合、工具条件-種類はATCに登録されている工具グループのみ表示するように改善しました。
- 機械設定のATCリストから選択する場合、工具条件-工具径に径補正番号も表示するように改善しました。
- 工具径欄に工具情報(コーナーR/コーナーC/タップピッチ/角度)を表示するようにしました。
7. 穴加工
- コマンドプロパティ-認識条件に「干渉チェック」、「干渉マージン」、「代表認識」、「代表指定後」を追加しました。
- コマンドプロパティ-オプションに円弧等速を追加しました。
- 穴座標リストに「右揃え」を追加しました。
- 並べ替え-計算方法の参照ボタンで並べ替え基準位置を変更できるようにしました。
8. 形状加工
- 工具に面取りエンドミルを指定した場合、面取り値、先端マージンを指定するようにしました。
- 工具にインナーRを指定した場合、切削深さ(切削終了Z/Z残り代)とインナーRが一致しないときにワーニングメッセージを表示するようにしました。
- 径補正を掛けないオペレーションの場合、ループ認識の折り返しをできるようにしました。
9. 輪郭加工
- 工具に面取りエンドミルを指定した場合、面取り値、先端マージンを指定するようにしました。
- 工具にインナーRを指定した場合、切削深さ(切削終了Z/Z残り代)とインナーRが一致しないときにワーニングメッセージを表示するようにしました。
- 工具径0を指定し定義を行うとエラーになるケースがあったのを修正しました。
10. ポケット加工
- コマンドプロパティ-ピッチにボタンを追加し、スキャロップハイトからピッチを指定できるようにしました。
- ピッチ計算-オフセット(最適)において、鋭角コーナー内側を直線で除去しても削り残しが発生する場合は円弧軌道で行うように改善しました。
- オフセット計算が正しくできないケースがあったのを修正しました。
11. オープンポケット加工
- コマンドプロパティ-高速送りを追加しました。
- 溝加工、トロコイド加工で各段切削後に早送りで開始点へ移動する場合はエスケープZで行い、コの字、U字などの場合はR点で行うようにしました。
- オフセット計算が正しくできないケースがあったのを修正しました。
12. フェイス
- コマンドプロパティに低速送りを追加し、進入/脱出を減速するようにしました。
13. 等高線加工
- オフセット演算が正しくできないケースがあったのを改善しました。
- 経路計算中は、プログレスバーを表示するようにしました。
14. NC生成
- 工具番号を機械のATCリスト、前回(または過去の履歴)から割振りする機能を追加しました。
- 工具リストの各項目にソートできるようにしました。
- 機械設定-プログラム-メインプログラム番号の初期値が0の機械に変更した場合は、入力中のプログラム番号を変更しないようにしました。
ワイヤーアプリケーション Ver.1.70
1. 機械設定
- プログラム-詳細に、「テーパー角を60進表現する」を追加しました。
2. ダイ加工/パンチ加工
- テーパー角の指定の際、UV面への距離を指定できるようにしました。
3. NC生成
- 径補正が重複している際のワーニングメッセージに補正量を表示し、OK/キャンセルを表示するように変更しました。
- 機械設定-プログラム-メインプログラム番号の初期値が0の機械に変更した場合は、入力中のプログラム番号を変更しないようにしました。
- 機械設定-プログラム-詳細-「ファーストカットのみ助走付加する」がチェックONの場合、ファーストステップの2回目以降、切り離しで助走電気Noが出ていたのを修正しました。