ベースモジュール (2005/06/10)
【強化項目】
1. システム関連
- ユーザー設定の強化
- 全般において、入力点、現在点のスタイル選択を追加。これに伴い、座標入力バーのイメージが変更されました。
- マウス・認識において、カーソル形状に色鉛筆を追加。
- コントロールにおいて、[矢印キーで座標移動する]を追加。
- 座標入力バーにおいて位置入力を行う際、矢印キーのみで移動できるようになりました。(ユーザー設定-[矢印キーで座標移動する])
- 図面ファイルの開く・保存ダイアログで他形式のファイルを選択する際、プロパティからパラメータ設定を選択できるようになりました。
- 一部のコマンドにおいてコマンドプロパティへフォーカスを強制的に移していたが、それらの仕様を廃止しました。
- 一部のコマンドにおいてコマンドプロパティの入力項目が履歴を持たないものがありましたが、それら全てに履歴を付けました。
- マウスによる座標入力において、線の中点の認識を改善しました。(要素・線上を認識しない場合のみ)
- ツール-カスタマイズにおいて、キーボードメニューを設定する際にF1(ファンクション1キー)への割付を可能にしました。
- 印刷プレビューとプロッタプレビューに[範囲選択]機能を追加しました。
- 印刷時の余白の仕様を印刷可能領域に対する余白から用紙に対する余白へ変更しました。
2. 作図関連
- [線]-[平行線]コマンドの強化
- 記入点指定時に要素(線・円)を指定できるように強化しました。
- 片側に描く時に間隔が未入力の場合は、点線で方向表示するように変更しました。
- [修正]-[削除]コマンドにおいて、認識モードが単独の時に累進寸法線の部分削除する機能を追加しました。
- [修正]-[ループ修正]コマンドにおいて、許容要素間距離に[無し]を追加しました。
- [寸法線]-[半径]・[直径]コマンドで、回転移動機能を追加しました。
- [寸法線]-[形状編集]に半径・直径寸法の伸縮機能を追加しました。
- [文字]-[文字枠]コマンドを追加しました。
ミルモジュール (2005/06/10)
1. 環境設定
- 定義オプションに、コマンドプロパティで「工具条件-種類」をフィルタリングする設定を追加しました。
- 定義オプションに、高速送りの単位選択(直接数値・XY送り%)を追加しました。
- カラーに、2.5Dの設定を追加しました。
2. 機械設定
- プログラムに、「ATCリストを更新する」を追加しました。
- プログラムに、「全ての行にN番号を付加する」を追加しました。
- Mコードに、「リジッドタップON」、「リジッドタップOFF」を追加しました。
- 文字置換で、ワイルドカード(*?)を使用できるようにしました。
- スクリプトの1セクション内に {N} を複数記載すると、全て同じ番号になってしまう不具合を修正しました。
- スクリプト内でのコメントの記載を可能にしました。(「’」シングルクオーテーション以降はコメントとみなし、NCに出力されません)
- スクリプト変数を追加しました。
次移動X {X_NEXT}、次移動Y {Y_NEXT}、次移動Z {Z_NEXT}、
テープ長 {TAPE_LEN}
前工具コマンド1 {T_PRE_CMD1}、前工具コマンド2 {T_PRE_CMD2}
現工具コマンド1 {T_CMD1}、現工具コマンド2 {T_CMD2}
次工具コマンド1 {T_NEXT_CMD1}、次工具コマンド2 {T_NEXT_CMD2}
3. 工具設定
- 工具グループに、「コマンド1」、「コマンド2」、「F上限」、「S上限」を追加しました。
- 工具データ(タップのみ)に「S係数」を追加しました。
- 任意の径補正値の経路を生成するために、工具径0を追加できるようにしました。
4. 穴サイクル設定
- サイクルパラメータの内容が常に見えるようにダイアログのレイアウトを変更しました。
- サイクル編集・サイクル確認で、タイプ項目を先頭に表示するようにしました。
- サイクルタイプに、「リジッドタッピングサイクル」、「リジッド逆タッピングサイクル」を追加しました。
- サイクル編集の際に全ての条件グループに対して一括更新を行うかの確認を追加しました。
5. 2.5D定義の追加
- テーパーを追加しました。
- スロープZを追加しました。
- スロープXYを追加しました。
- 等高線を追加しました。
6. ミル配置の追加
- 配置、格子、回転、削除 を追加しました。
7. 形状加工
- 右クリックメニューに、「切削 – 円弧」を追加しました。
- コマンドプロパティに、「アプローチ-円弧半径」を追加しました。
- コマンドプロパティに、「オプション-Z仕上げ(なし/あり)」を追加しました。
8. 輪郭加工
- XY残り代欄に、カンマ区切りで仕上げピッチを指定できるようにしました。
- コマンドプロパティに、「工具条件-高速送り」、「オプション-開始点移動」を追加しました。
- コマンドプロパティに、「オプション-Z仕上げ(なし/あり)」を追加しました。
- オープンループ指定時の切削方向指定をYes/No確認で行うように変更しました。
- アプローチの表示において、残り代の考慮を廃止し新たに工具中心軌道を表示するようにしました。
9. ポケット加工
- 切削エリア欄で外側を選択している時、内周指定が無い場合は経路計算していなかったものを、外周のみ指定した場合は外周エリア内を全て切削するように仕様変更しました。
- Z進入位置を指定する際に工具径表示するようにしました。
- コマンドプロパティに、「オプション-Z仕上げ(なし/あり)」を追加しました。
10. フェイス加工
- 1ラインで加工する条件判定を改善しました。
- コマンドプロパティに、「オプション-進入指定」を追加しました。
- サーチループ認識時に、右クリックメニュー「複数外周の認識」を選択可能にしました。
11. プロセスツリー
- プロパティコマンド使用時、変更禁止のコマンドプロパティ項目の表示を、無効表示(グレー)からリードオンリー表示に変更しました。
12. トレース
- 現在座標をコマンドプロパティへ表示するようにしました。
- 工具フォルダ径の表示を追加しました。
13. NC生成
- 穴の工具交換の最適化に、条件設定を追加しました。
14. コマンドプロパティの工具条件、共通Zの各入力項目に履歴を付加しました