拡張子(.fxd)のデータは、CADSUPER FX(旧製品)で作図されたCADファイル形式となります。
CADSUPER FX(きゃどすーぱー えふえっくす)は、株式会社マーブル(旧社名:アンドール株式会社)が開発・販売(1996年~2006年)した旧バージョンであり、CADSUPER FXⅡ(きゃどすーぱー えふえっくすつー)を経て、2017年から現在は「CADSUPER2024」として開発・販売を続けております。 ※西暦でバージョン表記
現在も多くのお客様に、CADSUPERシリーズをご利用頂いている中で、旧製品「CADSUPER FX(拡張子.fxd)」のデータを表示したいという時の対応策をご案内いたします。
#fxd 拡張子
内容
- FX図面(.fxd)を見る方法①:最新CADSUPERシリーズにする
- 最新CADSUPERシリーズにするメリット・デメリット
- CADSUPER一括変換機能が利用できる
- CADSUPER Viewerが利用できる
- FX図面(.fxd)を見る方法②:無料の体験版を利用する
- まとめ
- お問合せ

FX図面(.fxd)を見る方法①:最新CADSUPERシリーズにする
CADSUPER FX図面を開く方法として、CADSUPERシリーズの最新版を採用する手段があります。最新のCADSUPERシリーズでは、FX図面(.fxd)に対応しておりますので、過去に設計した図面を開き流用設計が可能です。
現在のCADSUPERシリーズは、次の2種類ありますので、目的に合わせてご検討願います。詳細については、本ページ最下部のお問合せフォームよりお問合せください。
CADSUPERLite | CADSUPER2024 | |
概要 | 作図に特化した2DCAD ※FX図面閲覧目的ならおすすめ | 3Dデータ対応のFX上位機種 |
本体定価 | ¥327,800-(税込) | ¥748,000-(税込) |
※機能の違いについてはCADSUPERLite製品紹介ページの「上位版CADSUPERとの違い」を参照ください。
最新CADSUPERシリーズにするメリット
CADSUPER最新シリーズを導入頂くことで、FX図面(.fxd)を閲覧するだけでなく、作図・編集することができるため、そのままCADSUPERで設計することができます。最新CADSUPERシリーズのデータ形式(.csd)にすることで、モバイル端末でも利用できるCADSUPERViewerをご利用いただけるため、現場でのCADSUPER図面確認に役立てることも可能です。
さらに、CADSUPERシリーズではFXユーザーのためのサポートメニューとしてFXメニューアイコンを選択することができるため、違和感なくすぐにご利用いただけます。設計者の思考を妨げることなく直感的な操作性を実現するCADSUPERで、設計者の生産性向上を目指します。
CADSUPER一括変換機能について
最新CADSUPERシリーズには、図面一括変換機能が搭載されております。
例えば、CADSUPER FX図面を一括で最新バージョン(.csd)にデータ変換を自動で行います。もしくは、取引先のフォーマットに合わせたデータ形式(DWG/DXF)に大量の図面を一括で自動変換できるため、手作業での変換作業は不要です。
最新CADSUPER(.csd)ファイルに変換後は、CADSUPER Viewerを使ってCADSUPERがインストールされていないパソコンやタブレット端末で図面を開くことができます。

※CADSUPER一括変換についての詳しい使い方の操作手順はCADSUPER FAQ「複数枚図面を一括でDXF/DWGに変換できますか?」のQ&Aページ内容をご参加ください。
CADSUPER Viewerについて
最新CADSUPERにすることで、モバイル端末やタブレット端末でも利用できるCADSUPER Viewerをご利用いただけるようになります。最新のCADSUPERを導入した際には、無料の「CADSUPER Viewer」を一緒にご利用いただくとより便利に活用いただけます。
CADSUPER Viewerは、最新CADSUPERデータ(.csd、.csp)をモバイル端末やタブレット端末などにインストールすることで、どこでもCADSUPER図面を閲覧できる無償のソフトウェアです。
事務所で設計したCADSUPER図面を設計用パソコンからクラウドストレージ等に保存し、共有することによって、各モバイル端末やタブレット端末でも、同じCADSUPER図面を閲覧することができるようになります。

※CADSUPER Viewerについての詳細は「CADSUPER Viewer(無償ダウンロード)」のページをご覧ください。
デメリットとしては費用が発生することがあげられます。
一次的に過去の図面を閲覧するためで、今後も過去の図面を使うことがないときは費用をかける必要はないかと思います。その場合は、CADSUPERシリーズの無料体験版を利用する方法もあります。
FX図面(.fxd)を見る方法②:無料の体験版を利用する
CADSUPERシリーズは、30日間利用できる体験版をご利用いただけます。
一次的に過去の図面を閲覧したい場合は、体験版を利用して図面を開くことが可能です。ただし、利用期限が30日間と限定されていること、1つのパソコンで1回のみのインストールとなりますので、継続的にこの方法を採用することはできません。
まとめ
CADSUPER FX図面(.fxd)のデータの開き方を2パターンご紹介いたしました。
以下の通り、それぞれのメリットとデメリットがございますので、お客様の今後の利用目的に合わせて、どちらかの方法を選択いただければと思います。ご不明点などございましたらお気軽に下記のお問合せフォームよりお問合せください。
FX図面を見る方法 | メリット | デメリット |
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① 最新CADSUPERシリーズにする | ・FX図面を活用して流用設計ができる ・FXと同じコマンドや環境で設計できる ・CADSUPER Viewerを利用できる ・最新WindowsOS対応 ・一括変換機能で図面変換が簡単 ・3Dデータ展開が可能(※) ・最新JIS機械要素が利用可能(※) | ・費用が発生する |
② 無料の体験版を利用する | ・費用が発生しない | ・期限が30日間 ・1台のパソコンにつき1回のみ ・保存できない |